家族間のトラブルだからこそ、ある一線を越えたときは第三者の介入を求めるのがよい。
島田紳助「親と子のケンカに弁護士が入ったらアカン!」宮迫・田村造反劇への悲憤
弁護士が法的、権利的なことを言い出すと収拾がつかんくなる。家族のあいだに弁護士が入ったらあかん。離婚や絶縁やって話になるやろ。契約書を交わさないのも、そこに家族的な信頼関係があればこその話。権利的に曖昧なのは仕方ないことや。
ここでいう「家族」とは比喩表現だ。しかし、本当の家族だって所詮は他人同士の寄り合いに過ぎない。したがって、トラブルが生じてどうしようもなくなったときは弁護士や行政機関に頼るべき。
家族だからといって頑なに第三者の介入を拒み続けると、崩壊の危険もある。
「家族間のトラブルは家族で」という常識を逆手にとって家族を食いつぶしていったのが尼崎事件。「葬式のやり方が違う」とか「預けた親戚の躾がなってない」という家族トラブルで難癖をつけて、人を嵌めていった。ちなみに、早期に弁護士と警察に相談した家庭は難を逃れている。
家族を神聖視する勿れ。
一線を超えたら、弁護士や行政機関の介入を厭う勿れ。