ぶよを漉し、らくだを飲み込む役人たち――森友問題について思うこと。
森友学園問題について。役人たちの「忖度」が囁かれている。真偽のほどはわからないが、halberも役人たちとの付き合いの多い業界である、彼らの「忖度」には辟易させられることはある。
基本的に、日本国における現場の役人たち(国、自治体問わず)は概して優秀であると思っている。彼らに許認可関係の書類を提出すると、実に細かいところまで、かなり入念に、重箱の隅をつつくように審査をする。
法治国家としては彼らの姿勢は何一つ間違っていない。
しかし、森友のようなことがあると、許認可手続きにおける彼らの二面性にため息をつかざるを得ない。
あなたたちはぶよ一匹さえも漉して除くが、らくだは飲み込んでいる。(マタイ23:23)
今後、大阪府は私立学校設置の審査手続きを厳格化するという。しかし、これは、結局漉されるぶよの対象が増えるというだけなのではないか。肝心のらくだは、しっかりとシャットアウトされるのだろうか。