俗物による自戒ノート。

家庭と仕事の反省点

女性の社会進出と育児について

経済的・社会的に余裕があるのならば(=共働き夫婦でないのであれば、男女ともに育休取得が許容される世の中なのであれば)、自分の子どもは、せめて3歳か4歳くらいまでは、自分の(または配偶者の)手で育てたいと思う。残念ながら現実はそうではないので1歳頃から保育園に預ける予定である。

 

保育園に関して「子どもの社会性を育む」「親の孤育を防ぐ」というメリットから保育園義務化論などもあるようだが、やはり血を分けた子どもなのであるから、他人に任せず自分の手で育てたいという気持ちが強い。

 

しかし、そのような気持ちに対してネガティブな評価がなされることが多い。ひとつの要因として、女性の社会進出というポリティカルコレクトと相反するところがあるからだろうと推測する。育休延長などについても、そのような観点からの批判があるらしい。

 

けれども、そのような対立が生じるのは、女性が育児をするという前提があるからだ。別にそうあるべき必要はない(授乳の利便などはさておくとして)。男性が育休をとって、女性が大黒柱として働く、そういった形ならば(保育園に預けず)、家庭で育児をすることと女性の社会進出することとは対立しない。

 

(もっとも、現実的には男女間の賃金格差や社会的な認識が埋まらない限りは、「専業主夫」というのは絵に描いた餅に過ぎないが。)

 

「育児と仕事を両立させたい」と願う人が各種公的サービスを利用できるのと同じように、「育児に専念したい」と願う人にも不公平にならないようにすべきなのではないか。なぜか後者は軽視されているように思えてならない。