俗物による自戒ノート。

家庭と仕事の反省点

癒されるということ。

「子どもの顔を見ると仕事の疲れも吹き飛ぶ」などと言う人がいる。

 

そんな馬鹿な。と常々思っていた。子どもの顔を見ても疲れがとれるはずがない。

 

けれども、昨日、仕事で疲労困憊して帰宅して娘の寝顔を見ていたら、なんとなく言わんとしていることが理解できた。

 

疲労は取れないが、思考がクリアになる。

 

仕事で疲弊すると、halberは思考が拡散してしまう。一つの物事を考えることが困難になり、話すことも支離滅裂になる。頭に霞がかかっている状態。そして結局何事も進まない。

 

しかし、不思議と我が子の顔を見ると、拡散した思考がクリアになっていく。頭に纏わりついた霞が取り払われる感じ。ああなるほど、世に言う「疲れがとれる」とはこのことを指すのか。

 

たぶん、癒されるにあたっては、相手が子どもである必要はあるまい。

 

配偶者かもしれないし、飼い猫かもしれない。場合によっては無機物かもしれない。なんにせよ「癒されるものをもつ」というのはストレスの多い現代社会に生きるうえでは不可欠である。

 

そしてこの場合の癒されるとは、「疲れがとれる」というよりも、(疲れは睡眠でしか除去できない)、思考がクリアになるということである。