俗物による自戒ノート。

家庭と仕事の反省点

読書の目的

読書には、未知のものを知るという効用のほかに、イメージとしては漠然と理解しているものを言語によって明確にするという効用もある。

頭の中でなんとなくわかっているものでも、それを言語等でうまくアウトプットすることは、凡人にはなかなか困難なことだ。

読書をすることによって、既に言語化された著者の考えに触れることは、アウトプットの大きな手助けとなる。著者の意見に同調する場合はもちろん、異なる場合であっても、だ。(その場合は著者への反論という形で言語化の手助けとなる。)

読書とは対話である。

一握りの天才でもないかぎり、自分ひとりの脳みそでは限界がある。また、賢人とのリアルな対話はコストが高い。ゆえに、読書という形式で、対話するのである。

なお、一握りの天才というのは、ショーペンハウエルのような人物を指す。彼は「読書は他人の頭を借りること」と述べた。