何が起こるかわからない。
10年5月、優希ちゃんを産んだ瞬間、希佳さんは誓った。「一生、ママが守っていくから。幸せにするから」。夫婦にとって初めての子ども。優希ちゃんは優しく賢い子に育ち、大きな病気もせず毎日元気に幼稚園に通っていた。
異変が起きたのは14年10月。嘔吐(おうと)や顔のむくみが数日続いた。風邪かと思い、岐阜市内のかかりつけ医に連れていくと、市民病院に行くように言われた。市民病院では「県立病院に」。検査を終えた医師は、夫婦にこう告げた。
「特発性拡張型心筋症です。今晩が山場かもしれません」
(朝日新聞)
このような記事を読むと、本当に何が起こるかわからないと思う。電車の中にもかかわらず、胸がつまってしまう。