俗物による自戒ノート。

家庭と仕事の反省点

家族を心の拠り所とすることについて。

大変結構だと思うが家族に依存することの危険性も忘れてはならぬ。

家族は良いことばかりではない。家族のことで思い悩むこともある。悩みの種なのである。年老いた両親の介護、配偶者との価値観の相違(特に金銭面のこと)、子供の非行・いじめ・ひきこもり等々。枚挙に暇がない。

家族は脆い。ゆえに、心の拠り所として家族に重きを置くのは、とても心もとないことだ。

愛する家族を失った結果、資産家の老婆が不届き者に財産を食い物にされる様を見た。この不届き者は意気消沈した老婆の心の隙間に入り込んだのだ。(不動産をやっていると、色々見たくないものも見てしまう)

「子供を殺してください」という親たち (新潮文庫)

「子供を殺してください」という親たち (新潮文庫)

子供はいつまでたっても悩みの種である。無事に生まれてくるか?健康に育つかどうか?学校でいじめにあわないか?タチの悪い友人とつるんでいないか?そこそこの大学に入れるか?良い企業に就職できるのか?

良い大学を出て、公務員になったのに精神的な疾患にかかって家庭内で暴力を振るう事例などを見ると、心配はいつまでも尽きないのだということを思い知る。