俗物による自戒ノート。

家庭と仕事の反省点

良いことばかりではないし、悪いことばかりでもない。

辛い日々が続くと、つい人生に絶望してしまいそうになる。しかしながら、良いことばかり続くわけではないし、その逆に悪いことばかりが続くわけでない。人生を振り返ってみれば、それらは一定の割合で配分されているのである。

とはいえ、良いことと悪いことの配分には「偏り」が生じることはある。ある一定期間だけを取り出してみると明らかに良いことが多かったり悪いことが多かったりするかもしれないが、それは偏り以外の何物でもない。

コインを3回連続で投げて、一度も表が出ない確率さえ10パーセント以上もあるのだ。だからある一定期間を取り出して「幸運に見放された」と考えるのは不合理である。名投資家のナシーム・タレブの言うとおり、あまり短期間で投資の成否を判断するべきではない。

「過去3回表が出なかった、だから次も表が出ないだろう。嗚呼辛い」という思考に陥ってもいけない。良いことと悪いことは一定割合で発生すると信じて、試行回数を重ねることが肝要だ。

良いことと悪いことの配分についての評価は、長期間に判断されなければならない。間違っても、1年や2年といった短期間で判断すべきではない。