俗物による自戒ノート。

家庭と仕事の反省点

待つことは動くこと以上に難しい。

前回の話にも通じるが、運命の女神がボールを持っているときにあれこれ動くことは賢明ではない。

 

物事にはタイミングがある。「ここは動くときではない」という時もある。そういうときは、じっと待つことが大事である。あれやこれやと動いた結果、余計に状況が悪化するというケースも多々ある。

 

どういうときに動いて、どういうときに待つべきか、この判断は難しい。しかし、「待つことが最善策という状況も存在し得る」ということを意識するだけでも気が楽になることだろう。

 

それは、「こんな大変な状況なのに、なんで何もしてないんだ!」とか「成果があがっていないんなら、とにかく行動しろ!」という道理をわかっていない輩が世の中には多いからだ。だから、待つことは存外に大変なことなのだ。(裏返すと行動は、成果があがらない際の周囲に対するエクスキューズとなる)

 

しかし、運命の女神は返球を急かされることを嫌う。バタバタした挙句、余計に状況が悪化することがあるのだ。

 

したがって、周囲の雑音は気にせずに、勝負している当人が「ここは待つべきだ」と判断したのなら、自信を持って待つべきだ。