俗物による自戒ノート。

家庭と仕事の反省点

計画から外れても上手く行く時は上手くいく。

失敗と成功は紙一重であり、そこに至るプロセスは表裏一体である。

 

ミッドウェー海戦における米空母攻撃隊のめざましい成果は、必ずしも当初に予定されたシナリオどおりの作戦行動によってもたらされたものではない。

 

「予想外の出来事にも臨機応変に対応した結果、米国に勝利が転がったのだ」ということも言えるだろうが、しかし、こんなことは後から振り返ればこそ「臨機応変」といえるのであって、もし失敗していれば「右往左往」と表現されていたことだろう。

 

結果として効果的な波状攻撃に繋がった攻撃隊・爆撃隊発艦を巡るスプルーアンス第16任務部隊司令官の0307から0428の意思決定についてなど、勝利したから「果敢な意思決定」なのであって、敗北していれば「意思決定の混乱」となっていただろう(日本海軍における兵装転換のドタバタがそう評されているが如く)。

 

何が幸運に繋がっているかわからないものであるから、予定通りにことが進まないからとて投げやりになってはいけない。小さな失敗や低迷は、後の大勝の布石かもしれない。

 

評価は後から、然るべきときに下される。いまは、一生懸命やるしかない。