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俗物による自戒ノート。

特に、ままならぬ仕事、毒親からのストレス、神経質な妻そして愛しい子どもについて。

無認可保育園について。

 

来年の春か秋には娘を保育園に預ける予定である。だから待機児童問題については関心を持っている。

 

国家公務員のハーデス氏が自身のサイトで保育園についての論を展開されていた。

 

「認可保育園にこだわり、無認可保育園を否定する発想自体がおかしいのです。」というハーデス氏の意見は至極もっともである。

 

ご近所さんの話を聞いたり、雑誌を読んだりする限り無認可保育園の中には優良な施設もある。というより認可保育園に入れないのであれば、次善の策として優良な無認可保育園を探さなければどうしようもないではないか。(政策論を語るのであればさておき、個人的にどう行動するのが合理的かという観点では)

 

認可保育園だから良いということもないし、逆もまた然りである。ただし、無認可保育園について、厚生労働省によって以下のような調査結果が出ていることもまた頭に入れておかなければならない。

 

●利用者数は、認可保育園の方が圧倒的に多い。(約22倍) ※1

認可外保育施設:約20万人。

認可保育所:約240万人。

 

●しかし、死亡事故件数は無認可保育園の方が圧倒的に多い。(約2倍)  ※2

死亡事故件数(平成16年から平成26年)

無認可保育園:110件

認可保育園:55件

 

●死亡事故以外の事故報告件数は無認可保育園は少ない。ただし、無認可保育園には事故の報告義務がない。 ※3 

 

これらの調査結果を以って、「無認可保育園の子どもの死亡事故発生率は認可保育園の30~45倍、公的保育の民営化・規制緩和が子どもの命を奪い続けている」というような扇動的な主張をするつもりもないし、規制緩和を進める政府批判をするつもりも毛頭ない。

 

また、この数字からどのような結論を導くかは各人次第である。何かを主張するには、上記調査結果だけでは根拠として薄弱である。すなわち、Nが少なく誤差に過ぎない、調査対象期間が異なる(暦年と予算年度)から比較できない、そもそも死亡事故は年齢が重要な要素となるところそれが示されていない……等々の反論に対してhalberはそれに再反論する術を持たない。(無認可保育園の報告件数が少ないのも、本当に事故が少ないからかもしれない。)

 

ただ、上記のような調査結果があるということは、保育園を選ぶ際に頭に入れておかなくてはならない。

 

【参考】

※1 平成26年度 認可外保育施設の現況取りまとめ(厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000112878.html

 

※2 保育施設における事故報告集計(厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000072858.html

 

※3 認可外でも「自治体報告義務化を」遺族ら(毎日新聞)

http://mainichi.jp/articles/20160617/k00/00e/040/154000c