俗物による自戒ノート。

家庭と仕事の反省点

「ワタシにお金を稼ぐ手段さえあれば、アンタみたいな男とはとっくに別れてたのに」

 

と、いうようなことを奥さんに言われたとのこと。先日飲んだ際、上司から聞いた。専業主婦であったがゆえに、婚姻関係が継続しているということだ。

 

 

保育園に入所できず、4月からの今後の見通しが立っていない家族の苦悩を考えると、本当にいたたまれない。いまの時代、二馬力ないと、子ども育てられないのよ。仕事続けないと女性は護身術を失ってその後の人生危ういの。何かあったら貧困まっしぐらなの。

https://mobile.twitter.com/yorisoibengoshi/status/831742483201667073

 

賛否両論あろう。現に、揶揄するtweetもある(https://mobile.twitter.com/rionaoki/status/831819435509846016とか)。

 

率直な感想として共働きでなくても子どもを育てることは不可能ではないと思う。ただし、「仕事続けないと女性は護身術を失ってその後の人生危ういの。何かあったら貧困まっしぐらなの。」という点には同意する。夫(男性)から経済的に縛り付けられないようにするため、妻(女性)は生活の糧を得る手段を手放すべきではない。

 

世帯収入がどうこう、という観点のみで共働きの是非を語るのは誤りである。「男性側の収入で十分世帯収入があるのだから女性は家事育児に専念するのが効率的だ」といった意見がそれだ。さらには「なぜそのような家庭のために公費負担で保育園などを整備しなければならないのか」といった意見。これらの意見には重要な観点が欠落している。

 

男性側・女性側それぞれの関係が自由であるために、自立的な存在であるために(経済的な鎖で双方が束縛されないようにするために)、ということが忘れ去られている。これはとても重要なことだと思う。